研究分担者 |
杉田 直彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (70372406)
原田 香奈子 東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任助教 (80409672)
森田 明夫 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (60302725)
岩中 督 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90193755)
玉置 泰裕 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20217178)
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研究概要 |
本研究では平成18-22年度基盤(S)で開発したコンパクト型手術ロボット群の汎用化・高機能化を行い,更には超精密ロボティック技術・加工技術を搭載することで,医師の手の動作では実現不可能なスーパー・マイクロ・サージェリを実現することを目的とした.超低侵襲・超微細・超精密手術を行うことにより術後の機能回復を高め,従来の手術では達成できない高度治療を社会に普及させることを目指した.具体的には,超微細手術を行う脳神経外科・眼科・小児外科・形成外科・胎児外科に共通して用いることが可能なプラットフォームを構築し,各術野に応じたマニピュレータおよび制御アルゴリズムを搭載することで,人間の手技では実現不可能であった超微細手術を可能にする手術支援システムを当該期間内に創出することとした. 本研究では,超微細操作に対応可能な汎用手術ロボット・プラットフォームの開発を進めた.主な対象分野は,脳外科,眼科,小児外科,形成外科,胎児外科である.初年度は現有のプロトタイプを基にプラットフォームの構築を進めた.本研究は,各手術領域を担当する医師と各要素技術を担当する工学系研究者からなる医工連携研究であり,また産業界からの研究協力者も参加する産学連携研究である.この体制により,研究成果の早期臨床応用と産業化を目指す.また,海外研究協力者との連携により,本研究の国際競争力を保つことを目指した.
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