研究課題
基盤研究(A)
脳血管疾患は、我が国の死因別死亡率第4位、要介護第1位の重篤な疾患であり、その6割が脳梗塞である。本研究は、脳梗塞の新たな治療薬として脳梗塞部位に薬を運ぶ薬物送達システムを利用した製剤を創り、その有効性を示すものである。普段は血液中から脳組織への物質透過は厳密に制御されているが、脳梗塞時にはこの関門が破綻する。我々は100 nm(1万分の1 mm)の脂質でできたカプセル(リポソーム)が、虚血部位に入ることを見出した。このリポソームの表面に脳細胞を保護するタンパク質を付けたり、リポソーム内に脳保護薬を入れると、脳梗塞で死ぬ脳細胞の数が減り、後遺症の指標である運動機能の低下が一部抑えられた。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (26件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
Artificial organs
巻: 38 号: 8 ページ: 662-6
10.1111/aor.12350
Brain Res.
巻: 1559 ページ: 46-54
10.1016/j.brainres.2014.02.007
FASEB J.
巻: 27 号: 4 ページ: 1362-1370
10.1096/fj.12-221325
Biochem Biophys Res Commun.
巻: 430 号: 4 ページ: 1201-1205
10.1016/j.bbrc.2012.12.080
Journal of Controlled Release
巻: (In press) 号: 1 ページ: 81-87
10.1016/j.jconrel.2012.02.004
Int. J. Pharm.
巻: 439 号: 1-2 ページ: 269-274
10.1016/j.ijpharm.2012.09.026
Chem.Commun.
巻: 47 ページ: 2868-2870
Biol.Pharm.Bull.
巻: 34 ページ: 602-608
PLoS One
巻: 6
http://w3pharm.u-shizuoka-ken.ac.jp/radiobio/gyouseki_MBC.html