研究課題
基盤研究(B)
本研究では、脳で自己と外界の関係がどのように表現されているかを解明するための研究を行った。まず、腕を交差した状態で左右の手を触覚刺激すると時間順序判断の逆転が生じる現象に着目して研究を進め、神経画像にて交差逆転現象に左後部頭頂皮質が関与していることを示し、さらに自閉症児では腕交差時に生じる時間順序判断の逆転が定型発達児に比べて少ないことを見出した。また、マウスが自己と外界の関係をどのように処理しているかについて評価するための新しい行動実験系を開発し、これによりマウスにも自己身体表象が存在する可能性を示唆する結果を得た。これらの研究を続けることでこうした脳内表現が明らかとなることが期待される。
すべて 2015 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (26件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)
Scientific Reports
巻: 4:5985 号: 1 ページ: 1-9
10.1038/srep05985
Frontiers in Neurology
巻: 5:74 ページ: 1-7
10.3389/fneur.2014.00074
Journal of Integrative Neuroscience
巻: 12 号: 03 ページ: 331-341
10.1142/s0219635213500192
Cerebral Cortex
巻: 23(8) 号: 8 ページ: 1952-1964
10.1093/cercor/bhs179
Frontiers in Neuroscience
巻: 7:239 ページ: 1-12
10.3389/fnins.2013.00239
巻: 7:172 ページ: 1-10
10.3389/fnins.2013.00172
巻: -
PloS ONE
巻: 7(6) 号: 6 ページ: e39800-e39800
10.1371/journal.pone.0039800
巻: 5:60 ページ: 1-5