研究課題
基盤研究(B)
選手が使用するバットに注目し,バットの質量及び重心位置を変更することがスイングにどのように影響するかについて,バットに加わる加速度及び打撃点の再現正確性から評価・検討した。各被験者のスイングは,バットの加速パターンの再現性が高く,適したバットの特性を明確にできる者もいたが,動作が安定せず適したバットを明確に判別できない者もいた。高校生選手は大学生選手よりも打撃点がばらつくことが多く,バットの特性変更による打撃点の位置への影響を受けやすいものと考えられた。大学生選手では,打撃点の再現性から適したバットの判別が可能となる者もいた。