研究課題/領域番号 |
23300322
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中井 俊一 東京大学, 地震研究所, 教授 (50188869)
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研究分担者 |
三船 温尚 富山大学, 芸術文化学部, 教授 (20181969)
齋藤 努 国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (50205663)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2013年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2012年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | スズ / 同位体 / 青銅器 / 産地推定 / スズ石 / 鋳造 / リサイクル / ICP質量分析計 / スズ同位体 / 同位体分別 / 揮発性 / スズ同位体比 |
研究概要 |
青銅器の産地推定やリサイクルの検証にスズ同位体が利用できるか検証した.スズ石と青銅器のスズの同位体比測定法を開発した.まず日本,中国などの18個のスズ石の124Sn/120Snは0.8‰程度の変動を示す結果を得た.次に青銅の鋳造実験を行い,鋳造の過程でスズが蒸発することにより124Sn/120Snが0.2‰程度大きくなることが観測できた.最後に中国の6個の考古学青銅器試料を分析し124Sn/120Snが0.4‰程度の変動を示す結果を得た.鉱石と青銅器の同位体組成の変動,鋳造時の分別の大きさの比較から,スズ同位体比はリサイクルの指標としてよりも産地推定により有望であることが明らかになった.
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