研究課題/領域番号 |
23300323
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
稲葉 政満 東京藝術大学, 美術研究科, 教授 (50135183)
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研究分担者 |
半田 昌規 東京藝術大学, 大学院・美術研究科, 講師 (20538764)
江前 敏晴 筑波大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (40203640)
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連携研究者 |
加藤 雅人 東京文化財研究所, 保存科学修復センター, 研究員 (10415622)
高島 晶彦 東京大学, 史料編纂所, 技術専門職員 (10422437)
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研究協力者 |
長谷川 聡 長谷川和紙工房, 代表
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研究期間 (年度) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2012年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | 長寿命化 / 実用強度 / 楮紙 / 地合 |
研究概要 |
より保存性が高く、機械的強度に優れた薄美濃紙(楮)はどのように生産すれば良いかを明らかにすることを目的とし、生産者・修復家・材料研究者の3者が共同研究を行った。 煮熟強度は通常行われているものがもっともバランスが取れた良い紙である。 熟練者は明らかに地合いが良く、初心者の紙はそれよりは劣る。繊維が短い場合は非常に地合が良くなる。漉き順は、繊維の追加がなければ後になるほど地合がよくなった。染色や裏打ちを行った時に古田製の紙はどの条件下でも、驚くほど扱い易い。その他の紙に関しては、灰汁媒染のものは、灰汁に付けると同時に紙の生が無くなり、くたくたになるなどの問題があった。
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