研究課題/領域番号 |
23310042
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
|
研究機関 | 公益財団法人放射線影響研究所 |
研究代表者 |
小平 美江子 公益財団法人放射線影響研究所, 遺伝学部, 研究員 (60344412)
|
研究分担者 |
浅川 順一 (公財)放射線影響研究所, 遺伝学部, 主任研究員 (10359458)
古川 恭二 (古川 恭治) (公財)放射線影響研究所, 統計部, 副主任研究員 (00416421)
中村 典 (公財)放射線影響研究所, 遺伝学部, 顧問 (00010116)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
19,630千円 (直接経費: 15,100千円、間接経費: 4,530千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2012年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2011年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
|
キーワード | 原爆放射線の遺伝的影響 / 生殖細胞突然変異 / アレイCGH法による突然変異検索 / 突然変異の分子レベルの特徴 / 原爆被爆者の家族解析 / 全ゲノムスクリーニング / アレイCGH解析 / コピー数変異突然変異 / 生殖細胞突然変異率 / アレイCGH / 突然変異 / HD アレイ-CGH法 / 家族解析による突然変異検出 / アレイ-CGH法 / CNV検索 |
研究成果の概要 |
高密度マイクロアレイを用いて原爆被爆者の親子127組についてコピー数変異(CNV)を調べた。一人当たり約300個のCNVが検出された。11人の子供に見られた11個のCNVは親には認められず新規の突然変異だった。このうち7個は欠失で、1個は約140kbの欠失、6個は5kb~30kbの小さい欠失だった。照射した精原細胞由来のF1マウスを用いたモデル実験で1Gyの放射線で誘発される欠失突然変異は約100ゲノム当たり1個、大きさは100kb以上であることが分かっている。今回の結果から、ヒトの放射線感受性はマウスの感受性と大きく違わず、放射線の遺伝的影響は従来考えられているよりはるかに小さいと思われる。
|