研究課題/領域番号 |
23310120
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
鍵山 恒臣 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50126025)
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研究分担者 |
宇津木 充 京都大学, 大学院理学研究科, 助教 (10372559)
大沢 信二 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (30243009)
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連携研究者 |
神田 径 東京工業大学, 火山流体研究センター, 准教授 (00301755)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
19,890千円 (直接経費: 15,300千円、間接経費: 4,590千円)
2013年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
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キーワード | 火山 / 自然災害 / 地熱 / 地下構造 / 噴火予測 / 噴火未遂 / 火山噴火 / 揮発性成分 |
研究成果の概要 |
噴火未遂をしばしば起こしている火山の構造を調べた結果,火口直下に地下深部のマグマから分離上昇した火山ガスと地下水が混合する熱水たまりが存在し,その気液比は火山活動の消長に伴って変動していることがわかった.熱水の一部は地表を覆う熱変質層の隙間から噴気として地表に噴出し,一部は帯水層を通して周辺に温泉水として広がっている.電磁気探査によって得られる電気伝導度分布から火山ガスの散逸量を推定した結果,雲仙火山のマグマに含まれる揮発性成分の多くが,帯水層を通して散逸していることが明らかとなった.この結果は,マグマからの脱ガスが,爆発的な噴火の阻害や噴火未遂を起こす原因となっていること示す.
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