研究課題/領域番号 |
23310139
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ゲノム医科学
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
栗崎 晃 独立行政法人産業技術総合研究所, 幹細胞工学研究センター, 研究チーム長 (60346616)
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研究分担者 |
高田 仁実 独立行政法人産業技術総合研究所, 幹細胞工学研究センター, 研究員 (80641068)
中島 由郎 独立行政法人産業技術総合研究所, 幹細胞工学研究センター, 産総研特別研究員 (30455430)
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連携研究者 |
橋本 統 北里大学, 獣医学部, 講師 (90317058)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2013年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
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キーワード | 再生医学 / 幹細胞 / 呼吸器 / 肺 / 前駆細胞 / 分化 / 再生 / iPS細胞 / 細胞・組織 / 発生・分化 / 遺伝子 / 移植・再生医療 / ES細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、特に肺の組織にのみに分化する肺の前駆細胞を安定的に調製する方法に関して研究を行った。肺の前駆細胞を作製するために使用する因子群ついては、発生期の肺の組織サンプルで特異的に発現する因子をマイクロアレイ解析とバイオインフォマティクス解析により絞り込むとともに、既に論文等で報告されている重要因子を候補に利用した。これらの候補因子を混合してマウス細胞に導入したところ、肺前駆細胞マーカーの発現の上昇が確認された。現在さらに、肺前駆細胞マーカーの発現を指標に因子の絞り込みを行っており、その性状の解析を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成体の肺組織はほとんど増殖していない組織であるが、傷害を受けて破壊されると組織の再生が行われる。しかし慢性的な損傷が繰り返されると、やがて組織の再生が困難となる。本研究では、肺組織のもととなる肺前駆細胞を作製する新たな方法を検討し、有望と思われる新規因子を同定した。現在、それらの因子を用いて作製した前駆細胞の有効性を検証しているところであり、肺組織再生技術への応用が期待される。
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