研究課題/領域番号 |
23320001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
盛永 審一郎 富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 教授 (30099767)
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研究分担者 |
加藤 尚武 人間総合科学大学, 人間科学部, 客員教授 (10011305)
秋葉 悦子 富山大学, 経済学部, 教授 (20262488)
浅見 昇吾 上智大学, 外国語学部, 教授 (10384158)
甲斐 克則 早稲田大学, 法科大学院, 教授 (80233641)
香川 知晶 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (70224342)
忽那 敬三 千葉大学, 文学部, 教授 (70192028)
久保田 顕二 小樽商科大学, 商学部, 教授 (50261392)
蔵田 伸雄 (藏田 伸雄) 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50303714)
小出 泰士 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (30407225)
児玉 聡 京都大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (80372366)
小林 真紀 愛知大学, 法学部, 教授 (60350930)
品川 哲彦 関西大学, 文学部, 教授 (90226134)
本田 まり (本田 まり(眞鍋まり) / 眞鍋 まり) 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (60384161)
松田 純 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (30125679)
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研究協力者 |
飯田 亘之 千葉大学, 文学部, 名誉教授 (90009663)
水野 俊誠 慶応大学, 講師 (50422275)
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研究期間 (年度) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2013年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 終末期医療 / 意思決定 / 安楽死 / 尊厳死 / 緩和医療 / すべり坂 / 信頼性 / 死の質 / 自律性 / 透明性 / 事前指示書 / 患者の権利法 / 安楽死法 / 高福祉 / 同意原則 / 滑り坂仮説 / 緩和ケア / 治療の差し控え・中止 / セデーション |
研究概要 |
終末期の意思決定に関する法制度・ガイドライン等を批判的に検討した結果、以下のことが明らかとなった。①医師ー患者関係に信頼性があり、透明性が担保されていれば、すべり坂の仮説はおこらないこと、②緩和ケアと安楽死は、相互に排他的なものではなくて、よき生の終結ケアの不可欠の要素であること、③それにもかかわらず、「すべり坂の仮説」を完全に払拭しえないのは、通常の医療である治療の差し控えや中止、緩和医療を施行するとき、患者の同意を医師が必ずしもとらないことにあること。したがって、通常の治療を含むすべての終末期ケアを透明にする仕組みの構築こそが『死の質の良さを』を保証する最上の道であると、我々は結論した。
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