研究課題/領域番号 |
23320148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 公益財団法人東洋文庫 (2013-2014) 筑波大学 (2011-2012) |
研究代表者 |
楠木 賢道 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (50234430)
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研究分担者 |
浪川 健治 筑波大学, 人文社会系, 教授 (50312781)
井川 善次 (井川 義次) 筑波大学, 人文社会系, 教授 (50315454)
上田 裕之 筑波大学, 人文社会系, 助教 (70581586)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
20,800千円 (直接経費: 16,000千円、間接経費: 4,800千円)
2014年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2013年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2011年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 清朝 / 江戸 / 満洲 / 荻生北渓 / 志筑忠雄 / 近藤重蔵 / 荻生徂徠 / 高橋景保 / 成島柳北 / 後藤新平 / 成島司直 / 弘前藩 / 文禄慶長の役 / 壬辰・丁酉の倭乱 / 黒龍江将軍 / ジェルビオン / 康煕帝 / 秋審 / レザノフ / ネルチンスク条約 / ロシア / 喇嘛考 / 衛蔵図識 / 深見有隣 / 徳川吉宗 / デュ=アルド / シナ帝国全誌 / 建州始末記 / 経国雄略 |
研究成果の概要 |
18世紀初頭の荻生北渓や19世紀初頭の志筑忠雄・近藤重蔵は、清朝が満洲族によって建国・統治された王朝であることを重視し,清朝を正しく理解する上で内陸アジアへの理解を深めることが重要と考えており、荻生北渓の協力者である荻生徂徠や,近藤重蔵の研究仲間であった高橋景保は満洲語の研究にも取り組んでいた。 国民国家・主権国家とは無縁であり,幕藩体制という権力分散的な状況下を生きていた江戸時代の知識人は,現在と比べると劣悪な史料状況にあったにもかかわらず,一国史観に絡め取られることなく,内陸アジア的な性格を持つ清朝の本質を理解していたのである。
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