研究課題
基盤研究(B)
二つの純音(16~80 Hz)を組み合わせた複合低周波音を用いて、それらによって頭部で知覚される振動感覚の閾値、等感度レベルを測定し、聴覚の場合と比較した。聴覚の場合には、周波数の高い成分が支配的にそれらの知覚に寄与していたが、頭部で知覚される振動感覚の場合には、周波数の低い成分からの寄与も無視できないことが示唆された。これは、振動感覚の閾値に近い音圧レベルの周波数成分を複数含む複合低周波音では、純音の場合よりも振動感覚が知覚されやすくなることを示す結果で、その心理的影響を評価する際には、振動感覚の効果も考慮することが必要と推測された。
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