水素ライマンα線による太陽彩層磁場観測のための分光装置用回折格子の開発

• 研究課題/領域番号: 23340052
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 天文学
• 研究機関: 国立天文台
• 研究代表者: 原 弘久 国立天文台, SOLAR-C準備室, 准教授 (20270457)
• 連携研究者: 鹿野 良平 国立天文台, SOLAR-C 準備室, 助教 (70321586) ; 成影 典之 国立天文台, 先端技術センター, 特任研究員 (50435806)
• 研究期間 (年度): 2011-11-18 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円); 2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2012年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
• キーワード: 太陽物理学 / 光学 / 宇宙物理学 / 宇宙科学

研究概要

本研究では、水素のライマンアルファ線(Lyα線 121.6nm)の直線偏光を検出して太陽彩層・遷移層磁場を測定する観測ロケット実験計画CLASPに対して、観測装置に使用されるホログラフィック矩形溝の高効率凹面回折格子(溝本数3000本/mm、有効径φ110mm)の国内開発を実施した。評価試験の結果、25±5%という高い絶対回折効率をもち、ロケット実験における仕様を満たす凹面回折格子の開発に成功した。この研究では、回折格子の結像性能試験に使用するUV光源システムの開発も行った。

研究成果

• [雑誌論文] Birefringence of magnesium fluoride in the vacuum ultraviolet and application to a half-waveplate (2013)
  • 著者名/発表者名: R. Ishikawa, R. Kano, T. Bando, Y. Suematsu, S. Ishikawa, M. Kubo, N. Narukage, H. Hara, S. Tsuneta, H. Watanabe, K. Ichimoto, K. Aoki and K. Miyagawa
  • 雑誌名: Applied Optics 巻: vol. 52 号: 34 ページ: 8205-8211
  • DOI: 10.1364/ao.52.008205
  • 査読あり
• [学会発表] 太陽彩層・遷移層磁場観測を目指した遠紫外線域凹面回折格子の開発II (2014)
  • 著者名/発表者名: 原弘久, 成影典之, 木挽俊彦, 春日恵美, 宮川健太, 青木邦哉, 笹井裕行, 武山芸英
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 国際基督教大学(東京都)
  • 年月日: 2014-03-20
• [学会発表] 太陽Lyα線偏光分光観測ロケット実験CLASP のSlit-jaw 光学系試作品の評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 久保雅仁, 末松芳法, 鹿野良平, 坂東貴政, 原弘久, 勝川行雄, 成影典之, 常田佐久, 春日恵美, 青木邦哉, K. Kobayashi
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 国際基督教大学(東京都)
  • 年月日: 2014-03-20
• [学会発表] 真空紫外線に特化した高精密MgF2 波長板の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 石川遼子, 鹿野良平, 坂東貴政, 末松芳法, 石川真之介, 久保雅仁, 成影典之, 原弘久, 常田佐久, 渡邉皓子, 一本潔, 青木邦哉, 宮川健太
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 国際基督教大学(東京都)
  • 年月日: 2014-03-20
• [学会発表] Lyα線偏光分光観測ロケット実験CLASP の進捗状況とその観測計画 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鹿野良平, 坂東貴政, 成影典之, 石川遼子, 久保雅仁, 勝川行雄, 石川真之介, 加藤成晃, Giono Gabriel, 原弘久, 末松芳法, 清水敏文, 坂尾太郎, 宮川健太, 後藤基志, K. Kobayashi, J. Trujillo Bueno, and F. Auchere
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 国際基督教大学(東京都)
  • 年月日: 2014-03-20
• [学会発表] 太陽彩層・遷移層磁場観測を目指した遠紫外線域凹面回折格子の開発II (2014)
  • 著者名/発表者名: 原 弘久、成影典之、木挽俊彦、春日恵美、宮川健太、青木邦哉、笹井裕行、武山芸英
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 国際基督教大学（ 東京都 ）
• [学会発表] 太陽Lyα線偏光分光観測ロケット実験CLASPのSlit-jaw光学系試作品の評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 久保雅仁、末松芳法、鹿野良平、坂東貴政、原 弘久、勝川行雄、成影典之、常田佐久、春日恵美、青木邦哉、K. Kobayashi
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 国際基督教大学（ 東京都 ）
• [学会発表] 真空紫外線に特化した高精密MgF2波長板の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 石川遼子、鹿野良平、坂東貴政、末松芳法、石川真之介、久保雅仁、成影典之、原 弘久、常田佐久、渡邉皓子、一本 潔、青木邦哉、宮川健太
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 国際基督教大学（ 東京都 ）
• [学会発表] Lyα線偏光分光観測ロケット実験CLASPの進捗状況とその観測計画 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鹿野良平、坂東貴政、成影典之、石川遼子、久保雅仁、勝川行雄、石川真之介、加藤成晃、Giono Gabriel、原 弘久、末松芳法、清水敏文、坂尾太郎、宮川健太、後藤基志、K. Kobayashi, J. Trujillo Bueno, and F. Auchere
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 国際基督教大学（ 東京都 ）
• [学会発表] 太陽彩層・遷移層磁場観測を目指した遠紫外線域凹面回折格子の開発I (2013)
  • 著者名/発表者名: 原弘久, 石川遼子, 青木邦哉, 成影典之, 笹井浩行
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 埼玉大学(埼玉県)
  • 年月日: 2013-03-21
• [学会発表] 太陽彩層Lyα線偏光分光観測装置CLASP で用いる凹面回折格子の波長分解能評価法の構築 (2012)
  • 著者名/発表者名: 久保雅稔, 鹿野良平, 坂東貴政, 木挽俊彦, 石川遼子, 久保雅仁, 勝川行雄, 原弘久, 常田佐久, 成影典之, K. Kobayashi, D. Song
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 龍谷大学(京都府)
  • 年月日: 2012-03-20
• [学会発表] 太陽彩層Lyα線偏光分光観測装置CLASPで用いる凹面回折格子の波長分解能評価法の構築 (2012)
  • 著者名/発表者名: 久保雅稔
  • 学会等名: 日本天文学会
  • 発表場所: 龍谷大学深草キャンパス
  • 年月日: 2012-03-20
• [学会発表] 太陽彩層・遷移層磁場観測を目指した遠紫外線域凹面回折格子の開発
  • 著者名/発表者名: 原 弘久
  • 学会等名: 日本天文学会2013年春季年会
  • 発表場所: 埼玉大学(埼玉県)
• [備考]
  • URL: http://hinode.nao.ac.jp/user/harahs/kakenhi_2011_2013.htm
• [備考] ホログラフィック手法による球面凹面回折格子の開発 (溝密度 3000本/mm)
  • URL: http://hinode.nao.ac.jp/user/harahs/kakenhi_2011_2013.htm
• [備考] ホログラフィック手法による球面凹面回折格子の開発 (溝密度 3000本/mm)
  • URL: http://hinode.nao.ac.jp/user/harahs/research.htm