研究課題
基盤研究(B)
本研究では、「光増幅」と呼ぶ原理を用いた新しい大口径光センサーの開発を行った。この原理では、通常の光電子増陪管(PMT)で使われるダイノードの代わりにシンチレーターを設置し、光電子の打ち込みによって得られるシンチレーション発光を真空管の外に設置した半導体素子で検出するため、安価な半導体の使用と真空管と能動素子を構造上分離した特徴により、次期ニュートリノ水チェレンコフ実験に必要とされる10万本オーダーでのセンサー製作を比較的安価に行える可能性がある。このアイデアにもとづいて、8インチ径の試作管を製作し、約3の光増幅ゲインと半値幅1.1 nsの時間分解能を得た。
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Nuclear Instruments and Methods
巻: A639 ページ: 137-143
Nuclear Instruments and Methods A
巻: 639 号: 1 ページ: 137-143
10.1016/j.nima.2010.11.127
http://www.hepl.phys.nagoya-u.ac.jp/public/new_hadron/index.html
http://www.hepl.phys.nagoya-u.ac.jp/~iijima.nagoya