研究課題/領域番号 |
23340082
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 立命館大学 (2012-2013) 東北大学 (2011) |
研究代表者 |
是枝 聡肇 立命館大学, 理工学部, 准教授 (40323878)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2011年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | リラクサー / 強誘電体 / フラクタル / 光散乱 / 自己相似 / 巨大応答 / 準弾性光散乱 / セントラルピーク / ブリルアン散乱 / 強誘電性 / ナノ分極域 / べき乗則 / パーコレーション |
研究概要 |
リラクサー強誘電体は幅広い温度領域において非常に大きな電気的応答を示すことがよく知られているが,その物理的起源は明らかではない.本研究では1GHz~数THzまでの広い帯域に渡る光散乱分光を行って,これまであまり注目されてこなかった単結晶における自己相似構造(フラクタル)とそのダイナミクスについて,リラクサーの巨大誘電応答 との関連性を考察した.その結果,多くのリラクサー物質で広帯域光散乱スペクトルがフラクタルに特徴的なべき乗則に従うことが確認された.フラクタルの実体はnmサイズの分極領域の集合体であり,リラクサーでは普遍的にナノ分極域のフラクタル性によってその応答を理解できることがわかった.
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