研究課題
基盤研究(B)
銀触媒の存在下,二酸化炭素がプロパルギルアルコールに導入され,対応する環状カーボナートが得られる。本研究ではアルキン活性化を利用し炭素-炭素結合形成を伴う二酸化炭素固定化を試みた。アルキンを有するカルボニル化合物に塩基の存在下,二酸化炭素と反応させると,五員環ラクトンが得られた。この系をo-アルキニルアニリンに適用すると,アルキンに対しカルバミン酸アニオンが環化付加した,対応するベンゾキサジン-2-オンが得られた。塩基にDBUを用いると, 4-ヒドロキシキノリン-2(1H)-オンが得られた。これは一次生成物に塩基が作用し,イソシアナート経由の分子内転位によることを赤外吸収スペクトルで確定した。
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