配分額 *注記 |
19,240千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 4,440千円)
2013年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2012年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2011年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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研究概要 |
本研究は、高分子鎖一本一本の分子運動を直接的に評価可能な新しい顕微鏡システムの開発を行うことで、薄膜中のダイナミクスを評価することを目的としている。個々の分子の位置(x,y,z)および配向(θ,φ)を同時に検出可能な顕微鏡光学系を構築した。さらに分光検出によって分子の発光色λを分離することで異なる蛍光分子を識別可能とした。このように分子一個の6つのパラメータ(x,y,z,θ,φ,λ)を時間tの関数として計測可能な顕微鏡の構築に成功した。この顕微鏡によってポリメチルアクリレート薄膜の分子運動を評価した。その結果、超薄膜中においては面外方向の回転拡散が著しく制限されていることが明らかとなった。
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