研究課題
基盤研究(B)
準高ひずみ速度下で二軸応力を受ける金属板材の,二軸応力-ひずみ曲線を測定することができるサーボ制御二軸応力試験機を開発した.金属板材を型曲げ加工した後,板縁を溶接した円管を試験片として用いた.この試験機を用いて,冷延IF鋼板,アルミニム合金板および高強度鋼板の加工硬化挙動,成形限界ひずみおよび成形限界応力の測定に成功した.さらに,これら材料の異方硬化モデルを構築した.測定結果は,Marciniak-Kuczyński モデルによるひずみ局所化解析による計算値と定量的に一致した.以上より,開発した材料試験方法が,金属板材の高精度な材料モデルの構築に有用であることが立証された.
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