研究課題
基盤研究(B)
現在,力学環境のみで評価されている疲労亀裂伝播の領域を,結晶組織の影響も考慮した評価方法を検討して,構造物の疲労寿命推定の高精度化や,耐疲労亀裂伝播鋼の開発するための基礎的研究である。なお,研究の特徴は,一般的疲労試験条件で撮影した画像を処理して,伝播挙動への影響を直接分析することである。得られた成果は,疲労亀裂伝播中の動画を高速,高倍率で撮影し,この動画をPIV法を用いて亀裂先端近傍の変形のみを抽出して,亀裂先端の変形動画を作成すること,この画像を処理して,再引張り塑性域や再圧縮塑性域を算出することに,ほぼ成功し,疲労亀裂伝播経路と結晶組織の関係を3次元的に明らかにできたことである。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (20件) (うち招待講演 2件)
本船舶海洋工学会論文集
巻: 第15号 ページ: 125-133
10030509740
日本船舶海洋工学会論文集
巻: Vol. 15 ページ: 125-133