研究課題/領域番号 |
23370099
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然人類学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中川 尚史 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70212082)
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研究分担者 |
川本 芳 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (00177750)
村山 美穂 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (60293552)
中道 正之 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60183886)
半谷 吾郎 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (40444492)
山田 一憲 大阪大学, 人間科学研究科, 講師 (80506999)
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連携研究者 |
松村 秀一 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (30273535)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2014年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | ニホンザル / 社会構造 / 個体群間変異 / 遺伝子 / 環境 / 個体変異 / 乳母行動 |
研究成果の概要 |
ニホンザルは順位序列が明確な専制型と分類されてきた。しかし、野生群は乳母行動から、餌付け群は給餌実験時の攻撃性から評価した結果、勝山、小豆島は専制型、屋久島、淡路島は寛容型と個体群間変異があった。他方、モノアミン酸化酵素A遺伝子およびアンドロゲン受容体遺伝子の頻度に個体群間変異があり、屋久島では前者の短いアリル、淡路島では後者の長いアリルが高頻度で見られた。これはアカゲザルやヒトの攻撃性と遺伝子型の関連と一致する傾向であった。また、ミトコンドリアDNAによる分子系統関係も、屋久島と淡路島は比較的近縁であることを示し、社会様式の違いに遺伝的背景があることを示唆する結果となった。
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