研究課題
基盤研究(B)
本研究では、初期胚の遺伝子発現を制御するメカニズムについてエピジェネティクスの観点から解析を行った。遺伝子発現を正に制御するヒストンのエピジェネティック修飾であるヒストンH3の4番目のリジン残基(H3K4)のメチル化に着目し、H3K4のメチル化酵素であるSmyd3とこのメチル化を認識するクロマチンリモデリング因子であるChd1について解析を行った。胚性ゲノムの活性化前の受精卵にSmyd3あるいはChd1を認識するsiRNAを導入し、これら2つのタンパク質の機能を抑制すると、着床以降の発生が抑制され、受精卵移植による産仔数も大きく低下し、Pou5f1、Nanog、Cdx2の発現が著しく減少した。
すべて 2015 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 8件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (19件) (うち招待講演 2件)
Reproduction
巻: 印刷中
Journal of Reproduction and Development
巻: 61 号: 3 ページ: 241-244
10.1262/jrd.2014-157
130005077740
Scientific Reports
巻: 4 号: 1 ページ: 4533-4533
10.1038/srep04533
巻: 59 ページ: 33-39
10031156809
Biolology Open
巻: 2 号: 2 ページ: 170-182
10.1242/bio.20123020
巻: in press
Cell Reprogram
巻: 14 ページ: 20-28
Proc. Natl. Acad. Sci. USA
巻: 108 号: 17 ページ: 7040-7045
10.1073/pnas.1013634108
卵子学(森嵩英総編集)
ページ: 803-805