研究課題
基盤研究(B)
網膜色素変性症患者でSema4Aのアミノ酸変異を示す家系がある。Sema4A欠損マウスが視細胞欠損をしめすことから、Sema4Aが原因遺伝子であることを確認した。網膜色素上皮細胞は視細胞の生存と機能を制御するが、この細胞に発現するSema4Aが色素上皮細胞内での膜輸送経路の制御を行い、光刺激により視細胞に生じる酸化ストレスによる細胞死を抑制し、光刺激により位相転化したレチノイドを再生する。人の網膜色素変性症患者で認めたSema4Aの変異を導入した遺伝子改変マウスも視細胞の異常をしめす。このマウスに正常Sema4Aを色素上皮細胞に直接遺伝子導入することにより、視細胞の細胞死は抑制できた。
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