研究課題/領域番号 |
23390135
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
吉岡 俊正 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60146438)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2013年度)
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配分額 *注記 |
10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2013年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2011年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 教育効果 / 遠隔教育 / 行動変容 / 保健指導 / テレビ電話 |
研究概要 |
本研究は、遠隔教育という教育介入が学習者の行動変容につながることを明らかにすることを、地域健康教育として行われた活動の情報を用いて明らかにすることである。平成24年度は教育介入が行動変容を起こし、教育結果として健康指標の改善が起こることを明らかにした。 教育介入モデルとして平成23年度の地域ICT遠野型健康増進ネットワーク事業で遠野市民に対して行われた、テレビ電話・保健師訪問指導などの教育介入情報、教育によって変化する行動として一日歩数(運動量)、食事などの情報、そして教育結果として、血圧・体重・栄養等に関わる血液データの情報を検討した。平成23年中に事業に参画した被験者84名(男性30人、女性54人)の情報の分析を行った。分析の結果、介入後6および12ヶ月の解析で、血圧の下降を有意に認めた。特に女性および介入前に高血圧(家庭血圧135/90 mmHg以上)の有所見者での血圧下降を認めた。血液検査データでは、複数の指標のうちトリグリセリドの下降が示唆され、食事習慣などの行動変容が起きたことが示唆された。一方介入の種類、一日歩数、食習慣の変化などの行動変容情報については例数が少ない、情報が不足するなどで明らかにならなかった。 平成24年度に行った解析では、テレビ電話を用いた遠隔教育を含む教育介入後に、被験者の健康指標の改善が明らかになった。特に、高血圧患者の血圧が持続して下降したことは、薬物療法の強化など他の介入がなければ、教育介入のみで症状改善を認めたことになる。今回の解析では介入により行動変容が起きたことが、情報不足で解析できなかった。介入に関わる教育内容の会話分析、行動変容に関わる情報を用いた解析、薬物などの健康指標に影響しうる要素の解析、その後に参画した被験者を合わせたより例数の多い解析が今後必要である。遠野市と協議し解析を進める。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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