研究課題
基盤研究(B)
統合失調症の症状、治療反応性、予後には患者間で大きな差があり、その差の一部は遺伝要因が関与していると推測されている。近年のゲノム解析の進歩により、非家族性の統合失調症の一部は突然変異が大きな役割を演じていることが知られてきたが、約1/3を占める家族性では関係する遺伝子は捉えれていない。そのため家族性と非家族性で病態の違いに関して大きな障壁となっている。日本人の家族性の統合失調症では第1染色体短腕に連鎖が認められていたことから、本研究では連鎖部位の統合失調症の関連遺伝子を次世代シークエンサーなどにより探索し、CELSR2遺伝子が関わっていることを発見した。
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