研究課題/領域番号 |
23402055
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤村 宣之 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (20270861)
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研究分担者 |
寺川 志奈子 鳥取大学, 地域学部, 教授 (30249297)
渡邊 あや 国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 総括研究官 (60449105)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2013年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2012年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2011年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 教育系心理学 / フィンランド / 小学生 / 思考 / 信念 / 学習観 / 人間観 / 社会的相互作用 / 大人観 / 授業 / 教師 / 知識構成 / 学童保育 / 発話分析 / 教育観 |
研究成果の概要 |
本研究では,フィンランドの児童の思考の特質や,学習や人間関係を規定する信念,それらに影響する環境要因を,観察,面接,調査などの心理学的方法を用いて検討した。授業場面や学童保育の活動場面の観察や,児童に対する個別面接などの結果,フィンランドの児童の思考には日常生活と関連づけられた多様性がみられ,思考プロセスを友人や教師に表現することが明らかになった。また,他者との協同を重視する学習観や,大人や子どもの各段階に価値を見いだす人間観も示された。さらに教師や学童保育指導員への面接などから,それらの思考や信念が,個人の発達を支援する教育観や教師・指導員・保護者の協同により支えられていることが示唆された。
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