研究課題/領域番号 |
23405006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
工藤 岳 北海道大学, 地球環境科学研究科(研究院), 准教授 (30221930)
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研究分担者 |
石井 博 富山大学, 理工学研究部, 准教授 (90463885)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2013年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2011年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 生物間相互作用 / 送粉系 / ニュージーランド / 高山生態系 / 膜翅目昆虫 / 双翅目昆虫 / 開花フェノロジー / 花形態 / 生物季節 / 社会性昆虫 / マルハナバチ / ハエ媒 / 自然選択 / 群集構造 / 陸域生態系 / 高山植物 / 植物生態学 / 生物多様性 / 個体群動態 |
研究概要 |
社会性ハナバチが欠如するニュージーランドの高山生態系では、日本の高山植物群集に比べて個々の植物種の開花様式が不明瞭であり、群集内で開花時期の種間重複が大きい。これは、訪花活性の季節性がハナバチに比べてルーズな双翅目昆虫に花粉媒介を依存しているために、個々の植物種の開花時期に作用する選択圧が低いためと考えられた。また、ニュージーランドの高山植物は日本の高山植物に比べて花形態の多様性が低く、花色の多様性も顕著に低いことが明らかとなった。これら花形質の多様性の低さは、ハナバチ類の不在によってもたらされたものであることが示唆された。
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