研究課題
基盤研究(B)
メスの発情が同期したり、避けあったりするのは、植物・動物を問わず広く見られる現象である。アヌビスヒヒではオスによる養育行動は重要でないため、メスは発情を避けあって、配偶者を厳しく選択すると予想できる。そこで、本研究は野生のアヌビスヒヒを対象に、メスが発情期間を避けあうのか、避けあうならばそれはなぜかを解明することを目的とした。新たに作成したシミュレーション方法を作成し、長期的な行動学的観察データを分析したところ、メスたちがランダムに発情していたことが認められた。そのため、交尾をめぐるオス間競争は強いとはいえず、社会順位の高いオス(1位と2位)が半数の子どもの父親になったにとどまっていた。
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Anthropol Sci
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