研究課題
基盤研究(B)
H5N1高病原性鳥インフルエンザウイルスは東南アジアおよびエジプトにおいて鳥類における流行地域を獲得している。特に、エジプトは近年ヒト感染例が多く報告される特異な地域である。本研究では、イムノクロマトの原理に基づく新しい鳥インフルエンザ検出キットを開発した。また、当該キットを用いて、エジプトおよび東南アジア地域で飼育される家畜・家きんから鳥インフルエンザウイルスを検知することで、現地で蔓延するウイルスの感染状況および性状変化を評価した。その結果、エジプトにおいて、ヒトにこれまでより感染しやすい変異ウイルスが出現し、野外で現在優勢に流行していることが明らかとなった。
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