研究課題
基盤研究(C)
プログラム意味論と量子トポロジーは、トレース付きモノイダル圏やリボン圏など、共通する圏論的構造を持ち多くの類似点があるにも関わらず、両者の間の具体的な関係は知られていなかった。本研究では、プログラム意味論で用いられる圏に量子トポロジーの手法を適用することにより、両分野の橋渡しとなる具体例の構築を行った。特に、集合と二項関係のなす圏において量子二重化によりリボンホップ代数を構成し、非自明なブレイドを持つリボン圏を導いた。反面、ゲームと勝利戦略のなす圏においてはホップ代数は自明なものしか存在せず、量子トポロジーの手法をそのまま用いることは困難であることがわかった。
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