研究課題
基盤研究(C)
本研究では,時間的不均質性を有する質的な医療行為データを対象とし,適用頻度及び推移頻度からプロセスの「典型らしさ」を指標化,共通した診療プロセスの類型を生成する方法を開発した。耳鼻科系疾患158例に対する適用実験では,第2日を手術日とする4群間において,適用されたパスの有無及び種別をカテゴリとする例数分布に関して統計的に有意な差異が見られた。また同様に産科系疾患124例においても得られた群と各パスカテゴリの例数分布との間に有意な関連が見られた。これらにより,提案方法によって,手術等に関連した事前情報を与えることなく,典型らしさから診療プロセスの類似性を評価して類型化し得ることを示した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (12件)
Journal of Intelligent Information Systems
巻: Volume41,Issue1 ページ: 61-71
Journal of Intelligent Information Systems (online first article)
巻: - 号: 1 ページ: 61-71
10.1007/s10844-012-0218-3