研究課題
基盤研究(C)
本研究では近年急速に進展している工学的なデータマイニングの技術を応用し,従来の英語史・英語文体論研究において焦点を当てられることが少なかった言語項目を分析した。19世紀の英語散文は従来18世紀英語の延長線上にあり,かつ20世紀の英語へ通底する特徴が見られることは確かであるが,マイニング技法を用いて19世紀英語の特徴を抽出すると,散文ジャンルの中でも特に小説の言語において18世紀から大きな進化が見られることが明らかとなった。中でも,身体部位の描写によって感情を表現したり,人物の特徴付けを行なう表現法は,この世紀に大きく多様性をもつようになったことを客観的なデータで示すことができた。
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人文学データのマイニング
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