研究課題/領域番号 |
23500322
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
丹治 和世 山形大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20512619)
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研究分担者 |
柳川 透 , 理化学研究所, 研究員 (80568858)
舟生 勇人 山形大学, 医学系研究科, 講師 (40436209)
岩崎 真樹 東北大学, 医学系研究科, 講師 (00420018)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 運動前野 / 発語失行 / 頭蓋内脳波 / 中心前回 / 運動野 / モニタリング / 構音 |
研究成果の概要 |
発話のセルフモニタリングにおける遠心性コピーの神経基盤を解明するために、まずは発話の運動面に密接な関連のある中心前回に着目した。脳腫瘍切除のための覚醒下手術中に中心前回に電極を留置した症例群において、聴覚及び視覚刺激に対する反応を測定した結果、全症例で中心前回の腹側において、聴覚刺激に特異的な反応が観察された。うち一例では、同部位を切除した結果、音素の系列化異常を特徴とする構音異常を来した。今回のわれわれの観察結果は、運動前野が聴覚入力をもとに、音韻表象が運動表象として系列化される際に重要な機能を担う部位であることが推定され、発話の遠心性コピーの発生源として提唱される部位の反応特性に合致した。
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