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共同作業時の言語・非言語行動が協力関係形成に果たす役割

研究課題

研究課題/領域番号 23500338
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 認知科学
研究機関(独)情報通信研究機構

研究代表者

鈴木 紀子  (独)情報通信研究機構, ユニバーサルメディア研究所・多感覚・評価研究室, 専攻研究員 (80374106)

研究分担者 阪田 直己子  同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (10352551)
研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 中途終了 (2011年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード認知科学 / 非言語情報 / 共同作業 / 多人数インタラクション / 協力関係
研究概要

2011年度では、まず共同作業過程において先導的な役割を担う参加者に、次に先導者にしたがう協力者に焦点をおいて言語・非言語情報の分析を行なった。
最初に、実験者・実験参加者のいずれでもない第三者に、これまでに収録した共同作業型の多人数インタラクションのデータの視聴をお願いし、共同作業に従事した3名が、先導的な役割を担う者(Leader)・Leaderに積極的に協力した参加者(Active follower)・それほど積極的に協力しなかった参加者(Passive follower)のいずれかの役割に従事していると思われるか客観的に評定をしてもらった。評定結果から、Leader・Active follower・Passive followerのいずれの役割も、共同作業過程においてある1名に固定されるわけではなく、3名の中で時系列的に変遷していく可能性が高いという知見が得られた。
次に、第三者評定結果とこれまでに分析を行った言語・非言語情報との相関を調べた。その結果から、Leaderについては、(1)共同作業遂行に関する内容の発話を頻繁に行ない、(2)作業を確認する時間長が長いという特徴が抽出された。Active followerについては、(1)共同作業過程の状況の共有に関する内容の発話を頻繁に行ない、(2)共同作業過程において他の実験参加者を見ている時間が長いという特徴が抽出された。また、Passive followerについては、(1)あまり発話をせず、(2)他の参加者の方を向かず、(3)他の参加者から距離を取った位置にいるという特徴が抽出された。
これらの結果から、共同作業型多人数インタラクションの参加者の言語・非言語行動の特徴から、協力関係に関する役割を自動的に抽出するために有用な特徴量を得ることができたといえる。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Analyzing the structure of the emergent division of labor in multiparty collaboration2012

    • 著者名/発表者名
      鈴木紀子
    • 学会等名
      ACM CSCW2012
    • 発表場所
      Hyatt Regency Bellevue,シアトル(アメリカ)
    • 年月日
      2012-02-13
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 三者間での共同作業における言語・非言語行動の分析:リーダーシップに関する第三者評定2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木紀子
    • 学会等名
      2011年度日本認知科学会第28回大会
    • 発表場所
      東京大学(東京都)
    • 年月日
      2011-09-23
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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