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カニクイザル未成熟卵子の体外成熟培養法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23500495
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験動物学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

山崎 樹里  滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 特任助手 (40464193)

研究分担者 鳥居 隆三  滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 教授 (50106647)
土屋 英明  滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 技術専門職員 (10378440)
研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2011年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード発生工学 / 体外成熟培養
研究概要

当該年度は、卵巣刺激を施した成熟メスカニクイザルから採取された未成熟卵IF(germinal vesicle : GV、Metaphase I : MDを用いて、体外成熟培養法の確立、および体外成熟卵子の評価としての顕微授精を行った。体外成熟培養法の確立を目指し、TCM-199に10%-FBS、penicillin-strepmmycnを添加したものを基本培地とし、BDNF、GDNF、IGFI、EGF、RGF、Leptin、BstatiClの7因子添加の影響を調べた。また、ヒト可溶化羊膜(Human Solubilized Amnion products : HSAP)を培養器剤にコートして使用することで、ラミニン、ニドゲン、コラーゲンなどの影響を調べた。
その結果、GV、MIどちらのステージにおいても、7因子の添加、およびHSAPの使用による体外成熟率の改善は見られなかった。また、体外成熟卵子の顕微授精の結果、高い受精率が得られた。しかし、体外培養により発生の確認を行った結果、全ての顕微受精胚が8細胞期~16細胞期で発生を停止した。
そこで、体外成熟卵子の核成熟を確認するために、体外成熟卵子を固定、染色して核相を調べた結果、多くの卵子で核成熟が確認された。
次に、体外成熟卵子の細胞質成熟を確認するために、ヒト卵子において、細胞質が成熟すると細胞質表面に整列する表層顆粒の分布を調べるために電子顕微鏡観察を行った。その結果、採卵時に成熟している卵子においても、表層顆粒が細胞質表面に整列しておらず、ヒトと同様の評価ができないことが確認された。また、体外成熟卵子の観察により、表層顆粒が細胞質表面に整列しているものが多数含まれていた。体外成熟卵子が顕微授精後に発生停止になることから、カニクイザルにおいて、表層顆粒が細胞質表面に整列していることは、細胞質成熟が過剰なのではないかと推察された。

報告書

(2件)
  • 2011 実施状況報告書   実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Triplet pregnancy in a cynomolgus monkey (Macaca fascicularis) after double embryo transfer.2012

    • 著者名/発表者名
      Morichika J, Iwatani C, Tsuchiya H, Nakamura S, Sankai T, Torii R
    • 雑誌名

      Comparative Medicine

      巻: 62(1) ページ: 69-72

    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Vitrification and transfer of cynomolgus monkey (Macaca fascicularis)embryos fertilized by intracytoplasmic sperm injection2011

    • 著者名/発表者名
      Yamasaki J, Iwatani C, Tsuchiya H, Okahara J, Sankai T, Torii R
    • 雑誌名

      Theriogenology

      巻: 76(1) ページ: 33-38

    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 7因子を添加したカニクイザル未成熟卵子の体外成熟培養

    • 著者名/発表者名
      山崎樹里、岩谷千鶴、土屋英明、熊本香名子、櫻川宣男、鳥居隆三
    • 学会等名
      第58回日本実験動物学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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