研究課題
基盤研究(C)
角膜前面から水晶体後面までの断層像が撮像できる高速・高感度光干渉断層画像化(OCT)装置を開発した。このOCT装置を用いて眼の焦点調節と加齢に伴う前房深度、水晶体厚および水晶体前後面の曲率半径の変化についての定量的解析を行った。解析の結果、前房深度、水晶体厚および水晶体前面の曲率半径の変化量は加齢と強い相関関係を持つことがわかった。また、40歳未満の個々の水晶体厚は調節によって平均0.24mm増加すること、水晶体の後面曲率は調節によって減少するが、その割合は水晶体の前面曲率の方が大きいこと、調節による水晶体厚の変化量は一般的に加齢に伴い減少することを明らかにした。
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