• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

中高年を対象にした傾斜地歩行トレーニングの体力増強及び生活習慣病予防の効果

研究課題

研究課題/領域番号 23500776
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関信州大学

研究代表者

源野 広和  信州大学, 総合健康安全センター, 教育特任教授 (30402150)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2011年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード医療・福祉 / トレーニング / 筋力 / 持久力 / 生活習慣病
研究概要

本研究では、中高年を対象にして、傾斜地歩行トレーニングの効果を評価した。
まず、「松本市熟年体育大学」に2007年4月~2011年4月に入会した者のうち、最初の半年間でトレーニング目標(最高酸素摂取量の70%以上の歩行を週平均60分以上行う)を達成した者(男性46名70.8±0.8歳,女性88名64.2±0.8歳)を対象として、トレーニング効果を解析した結果、脚筋力、最高酸素摂取量、生活習慣病関連指標の有意な改善がみられた。このトレーニング状況を分析した結果、坂道の定義を3.0m/分とした時、全トレーニング時間の8.796が坂道であり、特別な指示をしなくても一定割合の坂道が含まれることが示唆された。
一般に、筋肉が損傷すれば、血液中の筋損傷指標(CK, LDH)が増加し、その回復過程で筋肉が増強する。2011年10月の体力測定では、CKと累積加速度ノルムとの間に有意相関がみられた(n=311, r=0.359, P=0.000)。したがって、2012年度には、トレーニング中に可能な限り坂道を含めるように依頼したうえで、4月と10月の体力測定で血液中の筋損傷指標を計測した(n=387)。坂道の定義を3.0m/分とした時、体力測定前3日間のトレーニング中の坂道の割合は9.9%であった。CKとの相関関係は、累積高度変化との間でr=0.168(P=0.001)、累積加速度ノルムとの間でr=0.145(P=0.004)となり、双方が有意相関であった。したがって、必ずしも高度差のあるトレーニングで筋損傷が生じるのではなく、歩行時の衝撃で筋損傷が生じる可能性が示唆された。
以上から、坂道トレーニング時間が全体の10%程度であっても、脚筋力、最高酸素摂取量、生活習慣病関連指標が改善し、脚筋力は、傾斜地歩行でなくても、速歩などの衝撃の強い歩行で増加する可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2011 実施状況報告書   実績報告書

URL: 

公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi