研究課題/領域番号 |
23501215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
安部 みき子 大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80212554)
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研究分担者 |
長岡 朋人 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (20360216)
澤田 純明 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (10374943)
奈良 貴史 新潟福祉医療大学, 理学療法学科, 教授 (30271894)
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連携研究者 |
川久保 善智 佐賀大学, 医学部, 助教 (80379619)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 幼小児人骨 / 人類学 / 古人口学 / 骨考古学 / 幼小児骨 / 古病理学 |
研究概要 |
人類遺跡から出土する未成人骨の研究は,現状ではあまり進んでいない.本研究は,未成人骨の死亡年齢の推定,栄養状態の観察や齲歯率を分析し,子供の生活環境の復元を目的とした.資料は大阪府堺市喜運寺墓地から出土した江戸時代の胎児・乳幼児骨である.本遺跡出土人骨の死亡年齢は胎児から5歳で,週産期のものが最も多かった.乳歯のストレスマーカーで栄養状態を調べた結果22%にストレスが見られた。この頻度は江戸の遺跡との比較でも有意差がなく, 近世の江戸と生活環境に大差がなかった.本遺跡出土人骨の齲歯率は10.1%で,武士(17.1%)や町人(26.9%)よりも低く,歯磨きの習慣が浸透していた可能性がある.
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