研究課題/領域番号 |
23501315
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床腫瘍学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
宮崎 昌樹 近畿大学, 医学部, 講師 (90319682)
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研究分担者 |
中川 和彦 近畿大学, 医学部, 教授 (40298964)
岡本 勇 近畿大学, 医学部, 准教授 (10411597)
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研究期間 (年度) |
2011
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 臨床腫瘍学 / 肺癌 / 分子標的治療 / EML4-ALK |
研究概要 |
1)EML4-ALK陽性細胞において活性化される分子の同定 レトロウイルスを用いた手法でNIH3T3細胞にEML4-ALKを恒常的に発現する細胞株(3T3/EML4-ALK)を樹立した。3T3/EML4-ALKはin vitro, in vivo共に強いtransforming活性を示した。ウエスタンブロット法を用いた下流シグナル解析において、親株と比べMAPキナーゼシグナル経路とSTAT3シグナル経路が強く活性化されており、こらら2つの下流シグナルがEML4-ALKによる増殖シグナルの担い手であることが示された。 2)ALKキナーゼ阻害剤によるEML4-ALK陽性細胞のアポトーシス誘導に関わるアポトーシス実行因子の探索 3T3/EML4-ALKをはじめとするEML4-ALK陽性細胞はALK阻害剤によりアポトーシスが誘導されるが、この際にMAPキナーゼシグナル抑制に伴いpro-apoptotic蛋白であるBIMの発現誘導が、またSTAT3シグナル抑制に伴いanti-apoptoticシグナルであるサバイビンの抑制が関与することを見出した。これらEML4-ALKの下流シグナル及びアポトーシス関連蛋白質の同定は、今後のALK阻害剤の臨床開発に有用である。
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