研究課題/領域番号 |
23510007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
井伊 博行 和歌山大学, システム工学部, 教授 (60283959)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 地下水 / 地下水流動 / 酸素同位体比 / 排水 / トンネル掘削 / トリチウム / 海藻 / 蒸発率 / トンネル / 環境同位体 / 鉱山 / 湧水 / 水生昆虫 / 有効間隙率 / 同位体 / 年代測定 / トンネル湧水 / トンネル排水量 |
研究概要 |
松本城山トンネルでの長期的な排水による地下水への影響を調べた。24年間に1000万m3に達するトンネル湧水が排水された。そのトリチウム濃度は低く、酸素同位体比は変化しておらず、トンネル掘削時にすでに涵養されていた貯まり水が継続して排水されていると考えられた。排水された水量はトンネルレベルから地表部までの区間の地層の全間隙の22%しか達しておらず、すべての水が排出されるまでに、さらに80年かかることが解った。蒸発による同位体比の変化を室内実験で調べた。低湿度環境では同位体比の変化から蒸発率が推定できることが判った。鉱山排水が長期的に海岸に排水された場合に高濃度の亜鉛を含む海藻が見つかった。
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