使用済核燃料管理 サイト内乾式貯蔵導入と超長期保管・直接処分に向けた分析

• 研究課題/領域番号: 23510054
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境影響評価・環境政策
• 研究機関: 明治大学
• 研究代表者: 勝田 忠広 明治大学, 法学部, 准教授 (80552463)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 環境と社会 / 原子力政策 / 使用済核燃料 / 乾式貯蔵 / 福島第一原子力発電所事故 / 米国 / 英国 / 国際研究者交流 / 国際情報交流 / アメリカ合衆国 / フランス / ドイツ

研究概要

核拡散問題や環境問題の視点からも課題の多い原子力発電所の使用済核燃料の管理政策の解決のため、サイト内及びサイト外の乾式貯蔵方式を積極的に導入する新しい政策を求めた。その結果、核不拡散、環境適応性だけでなく経済性の視点からも再処理政策の対案として非常に効果があることが分かった。さらに、福島事故の経験から、安全性についても高い有効性を持つことを示した。

研究成果

• [雑誌論文] 福島第一原子力発電所事故が明らかにする日本の再処理政策の矛盾-安全確保のための使用済核燃料サイト内乾式貯蔵の影響- (2013)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 海外事情 巻: 3月号 ページ: 17-39
• [雑誌論文] エネルギー問題を通じた「豊かさ」の再構築 (2013)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 科学 巻: 83 ページ: 218-223
• [雑誌論文] 福島第一原発事故が明らかにする日本の再処理政策の矛盾 (2013)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 海外事情 巻: 61 ページ: 17-39
• [雑誌論文] 福島第一原発事故と六カ所再処理問題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 科学 (岩波書店) 巻: 5月号 ページ: 629-634
• [雑誌論文] 日本再建イニシアチブ (2012)
  • 著者名/発表者名: 福島原発事故独立検証委員会
  • 雑誌名: 福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書 巻: 第1部
• [雑誌論文] 福島第一原発事故と六ヶ所再処理問題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 科学 巻: 82 ページ: 629-634
• [雑誌論文] Japan's spent fuel and plutonium management challenge (2011)
  • 著者名/発表者名: Tadahiro Katsuta and Tatsujiro Suzuki
  • 雑誌名: Energy Policy 巻: 39 ページ: 6827-6841
  • 査読あり
• [雑誌論文] 使用済核燃料サイト内乾式貯蔵の可能性とその福島事故の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 科学 巻: 7月 ページ: 670-675
• [雑誌論文] 核燃料とその放射性物質 (2011)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 雑誌名: 科学 巻: 6月 ページ: 589-593
• [学会発表] 「原子力の安全を問う」シンポジウム ～新安全基準(設計基準、シビアアクシデント対策)骨子案を巡る論点～ (2013)
  • 学会等名: 日本原子力学会
  • 年月日: 2013-02-17
• [学会発表] Fukushima Daiichi : the Accident and the Impact on Japan's Nuclear Policy (2012)
  • 著者名/発表者名: Tadahiro KATSUTA
  • 学会等名: University Lecture Series on Fukushima accident
  • 発表場所: Technische Universitat Darmstadt
  • 年月日: 2012-06-28
• [学会発表] 放射能と向き合う人間社会 (2012)
  • 学会等名: 日仏共同博士課程 日本コンソーシアム主催シンポジウム
  • 発表場所: パリ
  • 年月日: 2012-03-20
• [学会発表] HEU management in East Asia (2012)
  • 著者名/発表者名: Tadahiro KATSUTA
  • 学会等名: 2nd International Symposium on HEU Minimization
  • 発表場所: Vienna, Austria
• [学会発表] Fukushima Daichi : the Accident and the Impact on Japan's Nuclear Policy (2011)
  • 著者名/発表者名: Tadahiro KATSUTA
  • 学会等名: 14th Meeting of the CSCAP Study Group on Countering the Proliferation of Weapons of Mass Destruction in the Asia Pacific, Council for Security Cooperation in the Asia Pacific
  • 発表場所: Vietnam
• [学会発表] Japan's Spent Fuel Management Problems: Before and After Fukushima Accident (2011)
  • 著者名/発表者名: Tadahiro KATSUTA
  • 学会等名: Institute of Nuclear Materials Management 52nd annual Meeting
  • 発表場所: CA, USA
• [学会発表] Fukushima Daichi: the Accident and the Impact on Japan's Nuclear Policy (2011)
  • 著者名/発表者名: Tadahiro KATSUTA
  • 学会等名: COUNCIL FOR SECURITY COOPERATION IN THE ASIA PACIFIC 14th Meeting of the CSCAP Study Group on Countering the Proliferation of Weapons of Mass Destruction in the Asia Pacific
  • 発表場所: Hanoi, Vietnam
• [図書] 福島原発事故と危機管理 日米同盟協力の視点から (2012)
  • 出版者: 公益財団法人 笹川平和財団 (第1章、巻末資料)
• [図書] 「日本のプルトニウム需給バランス」,「科学」編集部編, 『原発と震災』 (2011)
  • 著者名/発表者名: 勝田忠広
  • 出版者: 岩波書店
• [備考] 福島原発事故検証委員会（民間事故調）
  • URL: http://rebuildjpn.org/project/fukushima/