太陽光発電に対するフィード・イン・タリフ制の経済評価と統合的促進策の研究

• 研究課題/領域番号: 23510058
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境影響評価・環境政策
• 研究機関: 立命館大学
• 研究代表者: 竹濱 朝美 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (60202157)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 太陽光発電 / 風力発電 / 固定価格買取制 / EEG / 系統拡張 / 系統連系 / 優先給電 / ドイツ / 残余需要 / 系統拡張義務 / 垂直ロード / 需給調整 / 再生可能エネルギー / 優先接続義務 / 出力抑制 / 分担金減免 / 国際情報交流 / 風力発電予測 / 給電データ / Balancing Energy

研究概要

固定価格買取制の経済効果と太陽光発電系統連系の制度設計を日独比較した。１）ドイツ買取制は，発電・送電分離に基づき，系統運用者に優先給電義務と系統拡張義務を課し，出力抑制に95～100％の経済補償がある． ２）15年間で原子力発電量2800億kWhを再生可能エネルギーに代替する投資費用と天然ガス輸入費用節約を推定した．投資費用と天然ガス輸入費用節約の収支は14年目に均衡する．３）風力・太陽光大量連系の系統運用をドイツ50Hertz区域について分析した．風力・太陽光は110kV以下配電網に優先給電されるため，風力・太陽光出力変動に対応して，在来電源出力の柔軟な調整と広域系統運用が重要である。

研究成果

• [雑誌論文] 欧州に於ける風力発電出力予測の利用 (2014)
  • 著者名/発表者名: 斉藤哲夫,竹濱朝美,小西雅子
  • 雑誌名: 電気学会全国大会講演論文集(H26年版,分冊6,系統運用・解析,系統機器・制御,開閉機器・避雷器,系統保護・制御装置) 巻: H26年分冊6巻
• [雑誌論文] ドイツにおける大規模風力系統連系による柔軟な系統運用,給電データに基づく分析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 第35回・風力エネルギー利用シンポジウム ページ: 319-322
  • NAID: 130005407606
• [雑誌論文] 太陽光発電と風力発電にかかるドイツの給電データ開示制度 : 50ヘルツ区域の需給運用の現状 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美,齋藤哲夫
  • 雑誌名: 太陽/風力エネルギー講演論文集 巻: 2013年版 ページ: 28-29
  • NAID: 40019921839
• [雑誌論文] ドイツにおける風力発電の給電データ開示制度と系統運用の現状 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: JWPA(日本風力発電協会誌) 巻: No. 9 ページ: 58-68
  • URL: http://jwpa.jp/2013_pdf/88-26tokushu.pdf
• [雑誌論文] ドイツにおける風力発電の給電データ開示制度と系統運用の現状 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: JWPA 日本風力発電協会誌 巻: ９ ページ: 58-68
• [雑誌論文] 太陽光発電と風力発電にかかるドイツの給電データ開示制度：50ヘルツ区域の需給運用の現状 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美・斉藤哲夫
  • 雑誌名: 太陽／風力エネルギー講演論文集（2013） 巻: 2013年版 ページ: 28-29
  • NAID: 40019921839
• [雑誌論文] ドイツにおける大規模風力系統連系による柔軟な系統運用、給電データに基づく分析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 風力エネルギー利用シンポジウム 巻: 第35回 ページ: 319-322
  • NAID: 130005407606
• [雑誌論文] 東京電力の料金原価に基づく原子力発電の費用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 立命館産業社会論集 巻: Vol. 48, No. 3 ページ: 41-58
  • NAID: 110009551991
  • URL: http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/sansharonshu/483pdf/48-3_02-03.pdf
• [雑誌論文] ドイツ再生可能エネルギー電力の系統連系をめぐる給電データ開示 : 優先接続に関する透明性(transparency)の確保について (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 第34回・風力エネルギー利用シンポジウム予稿集 ページ: 263-266
  • NAID: 130005255934
• [雑誌論文] 再生可能エネルギー固定価格買取制の経済効果 : ドイツの経験から (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 中小商工業研究 巻: No. 112 ページ: 11-28
• [雑誌論文] 再生可能エネルギー買取制の効果と費用 : ドイツとの比較から見る今後の課題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 都市問題 巻: 103巻, 6号 ページ: 20-32
• [雑誌論文] 再生可能エネルギー電力買取制の制度設計上の考慮点 : ドイツEEGの費用と効果の分析から (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 人間と環境(日本環境学会誌) 巻: Vol. 38, No. 1 ページ: 13-25
  • NAID: 40019234278
• [雑誌論文] 「再生可能エネルギー買取制の効果と費用、ドイツとの比較から見る今後の課題」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 都市問題 巻: 103巻6号 ページ: 20-32
• [雑誌論文] 再生可能エネルギー固定価格買取制の経済効果、ドイツの経験から (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 中小商工業研究 巻: 112号 ページ: 11-28
• [雑誌論文] ドイツ再生可能エネルギー電力の系統連系をめぐる給電データ開示、優先接続に関する透明性（transparency）の確保について (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 第34回 風力エネルギー利用シンポジウム予稿集 巻: 34巻1号 ページ: 263-266
  • NAID: 130005255934
• [雑誌論文] 再生可能エネルギー電力買取制の制度設計上の考慮点― ドイツEEG の費用と効果の分析から (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 人間と環境、日本環境学会 巻: 38巻1号 ページ: 13-25
  • NAID: 40019234278
• [雑誌論文] ドイツのFITの制度設計に関する調査と類似の制度を採用した場合の効果の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: 環境省研究助成、H22年度環境経済の政策研究、「低炭素社会へ向けての各種経済的手法の短・中・長期的およびポリシーミックス効果の評価報告書」（研究代表者・佐和隆光）、報告書第5章所収 巻: 1 ページ: 173-216
• [雑誌論文] 再エネ普及のカギは買い取り価格:参考になるドイツの先進性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: エコノミスト 巻: 2011年9月6日号 ページ: 84-86
• [雑誌論文] 再エネ普及のカギは買い取り価格，参考になるドイツの先進性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 雑誌名: エコノミスト 巻: 2011 年9 月6 日号 ページ: 84-86
• [学会発表] Grid Integration of Wind and Photovoltaic Energy in 50Hertz Zone in Germany (2014)
  • 著者名/発表者名: Takehama, Asami
  • 学会等名: Experts' Meeting, Revision 2014 (Japan Renewable Energy Foundation 自然エネルギー財団)
  • 発表場所: イイノホール,東京
  • 年月日: 2014-02-24
• [学会発表] 太陽光発電と風力発電にかかるドイツの給電データ開示制度 : 50ヘルツ区域の需給運用の現状 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美,齋藤哲夫
  • 学会等名: 日本太陽エネルギー学会・日本風力エネルギー学会・合同研究発表会
  • 発表場所: 沖縄県市町村自治会館, 那覇市
• [学会発表] ドイツにおける大規模風力系統連系による柔軟な系統運用 : 給電データに基づく分析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 学会等名: 第35回・風力エネルギー利用シンポジウム
  • 発表場所: 科学技術館サイエンスホール,東京
• [学会発表] 風力発電および太陽光発電の系統連系に向けた給電データ開示の役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 学会等名: 日本消費経済学会,第38回全国大会
  • 発表場所: 中央学院大学
• [学会発表] Grid Integration Issues of Renewable Energy in Japan and Its Transparency of Grid Data (2013)
  • 著者名/発表者名: Takehama, Asami
  • 学会等名: 18th REFORM Group Meeting
  • URL: http://www.polsoz.fu-berlin.de/polwiss/forschung/systeme/ffu/veranstaltungen/termine/downloads/13_salzburg/Takehama-Salzburg-2013.pdf
  • 発表場所: Schloss Leopoldskron, Salzburg, Austria
• [学会発表] Grid Integration Issues of Renewable Energy in Japan and Its Transparency of Grid Data (2013)
  • 著者名/発表者名: Asami Takehama
  • 学会等名: 18th REFORM Group Meeting, Salzburg
  • 発表場所: Schloss Leopoldskron, Salzburg （Austria）
• [学会発表] 風力発電および太陽光発電の系統連系に向けた給電データ開示の役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 学会等名: 日本消費経済学会
  • 発表場所: 中央学院大学,千葉県我孫子市
• [学会発表] 太陽光発電と風力発電にかかるドイツの給電データ開示制度、50hertz区域の需給運用の現状 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美・齋藤哲夫
  • 学会等名: 日本太陽エネルギー学会・日本風力エネルギー学会合同研究発表会
  • 発表場所: 沖縄県市町村自治会館、那覇市
• [学会発表] ドイツにおける大規模風力系統連系による柔軟な系統運用、給電データに基づく分析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 学会等名: 日本風力エネルギー学会
  • 発表場所: サイエンスホール、東京都千代田区
• [学会発表] 再生可能エネルギー買取制における風力・太陽光の給電予測と給電データの役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 学会等名: 日本環境学会・別府大会, 第38回・研究発表会
  • 発表場所: 別府大学
  • 年月日: 2012-06-09
• [学会発表] ドイツ再生可能エネルギー電力の系統連系をめぐる給電データ開示 : 優先接続に関する透明性(transparency)の確保について (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 学会等名: 第34回・風力エネルギー利用シンポジウム
  • 発表場所: 科学技術館サイエンスホール,東京
• [学会発表] Japan's feed-in tariff scheme and its grid connection issues in comparison with Germany (2012)
  • 著者名/発表者名: Takehama, Asami
  • 学会等名: 17th REFORM Group Meeting
  • URL: http://www.polsoz.fu-berlin.de/polwiss/forschung/systeme/ffu/veranstaltungen/termine/archiv/pdfs_salzburg/Takehama.pdf?1367712378
  • 発表場所: Schloss Leopoldskron, Salzburg/Austria
• [学会発表] Japan's Feed-in Tariff Scheme and Its Grid Connection Issues, in Comparison with Germany’s (2012)
  • 著者名/発表者名: Asami TAKEHAMA
  • 学会等名: 17th REFORM Group Meeting Salzburg
  • 発表場所: Schloss Leopoldskron, Salzburg/Austria
• [学会発表] 再生可能エネルギー電力に対するフィード・イン・タリフの費用と普及効果の推計、および送電系統分離の考察 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 学会等名: 日本環境学会 37回、研究発表大会
  • 発表場所: 三重大学 (三重県）
• [学会発表] 電カシステムにおける送電・発電分離の必要性一脱原発、再生可能エネルギー中心のエネルギー0システム構築および電力市場における消費者保護 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹濱 朝美
  • 学会等名: 日本流通学会、２５回、全国大会
  • 発表場所: 大阪商業大学 （大阪府）
• [学会発表] 再生可能エネルギー買取制における風力・太陽光の給電予測と給電データの役割
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美
  • 学会等名: 日本環境学会
  • 発表場所: 別府大学別府キャンパス（大分県別府市）
• [図書] 流通動態と消費者の時代 (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉村純一,竹濱朝美 編
  • 出版者: 白桃出版
• [図書] 「原発ゼロ」プログラム (2013)
  • 著者名/発表者名: 安斎育郎, 舘野淳, 竹濱朝美 編
  • 出版者: かもがわ出版
• [図書] 先進事例から学ぶ再生可能エネルギーの普及戦略 (2013)
  • 著者名/発表者名: 上園昌武 編、竹濱朝美
  • 出版者: 本の泉社
• [図書] 流通動態と消費者の時代 (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉村純一・竹濱朝美・編
  • 総ページ数: 231
  • 出版者: 白桃書房
• [図書] 流通動態と消費者の時代 (2013)
  • 著者名/発表者名: 著者：竹濱朝美、 編者：吉村純一、竹濱朝美
  • 総ページ数: 231
  • 出版者: 白桃書房
• [図書] 原発ゼロプログラム (2013)
  • 著者名/発表者名: 著者：竹濱朝美、 編者：安斉育郎、舘野淳、竹濱朝美
  • 総ページ数: 240
  • 出版者: かもがわ出版
• [図書] 先進事例から学ぶ再生可能エネルギーの普及政策 (2013)
  • 著者名/発表者名: 著者：竹濱朝美、 編者：上園昌武
  • 総ページ数: 248
  • 出版者: 本の泉社
• [図書] 国民のためのエネルギー原論 (2011)
  • 著者名/発表者名: 植田和弘・梶山恵司 編著、竹濱朝美
  • 出版者: 日本経済新聞社
• [図書] 植田和弘・梶山恵司編著、「国民のためのエネルギー原論」、第7章所収、日本経済新聞社 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹濱朝美・梶山恵司
  • 出版者: 再生可能エネルギー買い取り制度（FIT）の費用と効果
• [備考] 18. REFORM Group Meeting Salzburg
  • URL: http://www.polsoz.fu-berlin.de/polwiss/forschung/systeme/ffu/veranstaltungen/termine/13_salzburg.html
• [備考] Japan's Feed-in Tariff Scheme, Its Grid Connection
  • URL: http://www.polsoz.fu-berlin.de/polwiss/forschung/systeme/ffu/veranstaltungen_ab_2012/12_salzburg.html
• [備考] 竹濱朝美、東京電力の料金原価に基づく原子力発電の費用、４８巻３号、立命館産業社会論集
  • URL: http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/sansharonshu/483pdf/48-3_02-03.pdf