研究課題
基盤研究(C)
mRNA前駆体のスプライシング後のエキソン連結部に形成されるエキソン連結部複合体(EJC)の構成タンパク質であるY14の発現を阻害した線虫C. elegansでは、イントロンを含むスプライシング未完了RNAが細胞質に漏出することが明らかになった。さらに、これらのスプライシング未完了RNAの中には、細胞質において小胞体タンパク質IRE-1によってプロセシングを受けるものが存在することが示唆された。以上の結果は、Y14を含むEJC中核因子がイントロンを含むRNAの核外漏出を防ぐことによって、遺伝子発現の正確性を保証するゲートキーパーとしての新規機能を持つことを示唆している。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (15件) 備考 (2件)
Molecular and Cellular Biology
巻: Jan ; 33(2) 号: 2 ページ: 444-56
10.1128/mcb.01298-12
Evolution & Development
巻: 15 号: 4 ページ: 293-304
10.1111/ede.12039
Proc. Natl. Acad. Sci. USA
巻: 109 ページ: 1104-1109
Nucleic Acids Res.
巻: 40 ページ: 1944-1953
Development
巻: 138 ページ: 4013-4023
http://www.edu.kobe-u.ac.jp/fsci-biol/faculty/sakamoto.html
http://www.research.kobe-u.ac.jp/fsci-rna/