研究課題/領域番号 |
23510301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
資源保全学
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研究機関 | 滋賀県立琵琶湖博物館 |
研究代表者 |
亀田 佳代子 (小川 佳代子 / 亀田 佳代子(小川佳代子)) 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 専門学芸員 (90344340)
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研究分担者 |
前迫 ゆり 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (90208546)
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連携研究者 |
藤井 弘章 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (00365511)
牧野 厚史 熊本大学, 文学部, 教授 (10359268)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 環境 / 生態学 / 生態系管理 / 鳥獣害 / 群落遷移 / 伝統的技術 / 野外実験 / GIS / 群集遷移 / 生態系修復・整備 / 民俗学 / 森林保全 |
研究概要 |
かつて肥料として利用するために行っていたカワウの糞採取とそれに伴う保全管理技術が、カワウによる森林衰退を軽減する効果があったのかどうかを検証した。糞採取が行われていた愛知県のカワウコロニー、鵜の山で、当時の優占種であるクロマツをポットに植えて設置し、実験的に糞採取と同様の処理を行った。その結果、糞採取に伴う砂撒きが、クロマツの生存や成長を促進することが示唆された。現植生の調査からは、1960年代後半のクロマツ植栽域でタブノキの個体数が有意に多いことが明らかとなった。これらの結果から、砂撒きや植栽などの伝統的保全管理技術が、カワウによる森林衰退を軽減し遷移を促進していた可能性が示唆された。
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