研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ドイツのさまざまなナショナリズムのなかでも、権力国家ナショナリストと右派急進ナショナリストにとって、二項対立的なジェンダー把握とそれにもとづく社会秩序の形成が、強力な国家建設と海外進出、覇権をめざすにあたり、いかに重要であったかを指摘した。公的領域では勇気、決断力、戦闘性に象徴される「男性性」が不可欠とされ、女性は家庭で民族の再生産に専念すべきであった。こうした枠組を越えようとする運きは、徹底的な攻撃の対象となった。なかでも激しかった反女性参政権運動の理念と活動について、均質的で強力な民族共同体の形成という急進ナショナリストの目的と関連させながら明らかにした。
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