研究課題
基盤研究(C)
女性ホルモンが胃癌発症に対し予防的に作用する可能性が示唆されており、選択的エストロゲン受容体作動薬のラロキシフェン(RAL)を用いて、胃癌発症の抑制効果について検討した。INS-GASマウスを4群(①非感染対照群、②非感染RAL投与群、③ヘリコバクターピロリ(HP)感染群、④HP感染RAL投与群)に分けて検討を行った。HP感染RAL投与群はHP感染群と比較して胃炎が抑制される傾向にあった。HP感染に関わらず、胃組織のTNF-αのmRNAレベルはRAL投与群で低い傾向にあった。RALは動物実験モデルにおいて、胃炎に対し抗炎症性に作用し、胃発癌において予防的に作用する可能性が示唆された。
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Carcinogenesis
巻: 32 号: 8 ページ: 1244-1250
10.1093/carcin/bgr072