研究課題/領域番号 |
23520006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
宇佐美 公生 岩手大学, 教育学部, 教授 (30183750)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 道徳の基礎 / 形而上学批判 / 自然主義 / 実践理性 / 道徳脳 / 創発 / 倫理学 / 形而上学 / 道徳の基礎付け / 道徳形而上学 / 動機づけ / 自由意志 / 尊厳 / 目的自体 / 進化論的説明 / 道徳判断 / 感情 / 道徳心理学 / 道徳の神経科学 / 普遍化可能性 / 自然主義的道徳理論 / メタ倫理学 / 随伴関係 / ヒューム / 道徳的実在論 / 精神医療 |
研究成果の概要 |
自然主義者による道徳の形而上学的概念批判の意義を認めつつも、彼らによる道徳生成のシナリオを分析・再評価することで、現代の自然主義者でさえ「よい生」を構想せざるを得ない限りで、「尊厳」や「目的自体」などの形而上学的概念や価値については依然として尊重する傾向にあることが確認できた。また道徳の形而上学的概念は幻想的でありつつも、道徳的主体の組織化を可能にする次元の創発に関わっていることが脳科学者の研究によって示されたことで、カントが人間の宿命とした形而上学の問題が、実は自然の内に根を持っていて、今後も実践の文脈においては、単純に消去することができず、有意義な課題であり続けることが確認された。
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