研究課題/領域番号 |
23520010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
小野原 雅夫 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (70261716)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | カント / 実践哲学体系 / 定言命法 / 法・政治哲学 / 実質的倫理学 / 仮言命法 / 市民参加 / 哲学カフェ / 実践哲 / 道徳形而上学 |
研究成果の概要 |
イマヌエル・カントの晩年の実践哲学体系書である『人倫の形而上学』を、《定言命法の体系》として読み解いていった。《批判倫理学》における「定言命法」理解とは異なり、『人倫の形而上学』においてはそこに含まれる法義務や徳義務がいずれも定言命法と呼びうるものであり、それらが体系的全体を成していることを明らかにした。 さらにカント自身は明言しなかったものの、定言命法だけでは人間の行為・実践を導くことができず、定言命法を現実世界において実現するため技術的仮言命法が必要であることを明らかにした。哲学カフェといった思想運動を、そのような具体的な仮言命法のひとつとみなして福島の地で実践し、その有効性を検討した。
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