研究課題/領域番号 |
23520014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
渋谷 治美 埼玉大学, 教育学部, 教授 (50126083)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | カント / 人間思想 / 自己対象化 / 演繹論 / 内感 / 純粋統覚 / 観念論論駁 / 私は考える / 国際研究者交流(オーストリア) / 二枚舌 / 嘘論文 / 純粋理性批判 / 啓蒙 / 自己実現 / 最高善 / 価値ニヒリズム / 四極構造 |
研究概要 |
『純粋理性批判』の摘要の作成、『道徳形而上学の基礎づけ』『天界の一般自然史と理論』「嘘論文」などカントの主要著作の精読を通して、自分のこれまでのカント研究の成果を「カントの人間思想に関する十の仮説」としてまとめた。これをこの三年間に研究会、学会、大学の講義、講演等で口頭発表したが、今後数年間のうちに上梓したい。 本仮説の主軸は、「人間の自己対象化的性格の剔抉」がカントの全哲学的営為を貫いていたと把握することができる、というものである。これがカントの認識論、実践論、目的論、宗教論、政治論、大学論などを串刺しにしている、という視点を今後国際カント研究の世界にも発信していく。
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