研究課題/領域番号 |
23520018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中畑 正志 京都大学, 文学研究科, 教授 (60192671)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 意識 / 自己知覚 / デカルト / アリストテレス / カドワース / ストア派 / 新プラトン主義 / 心理学 / psychologia / 魂 / 汝自身を知れ / 高階の感覚 / 共通感覚 / 内的感覚 / 内的触覚 / プラトン / conscientia / conscience |
研究概要 |
デカルトが意識概念の形成に果たした役割は、conscientiaというラテン語を倫理的な意味から心理的な意味へと変更したことではなく、外的世界との関係を欠いても真である領域を発見し、それにこのラテン語を結びつけたことにある。デカルトがこの概念を適用した「見ることを知覚する」という高階の知覚について、アリストテレス、ストア派や新プラトン主義者の分析はそれぞれ異なり、とりわけアリストテレスはこの高階の知覚が外的世界の知覚に内含されると考えたが、デカルトの意識概念はこの関係の切断による歴史的産物である。なおカドワースのconsciousness概念には、デカルトより新プラトン主義の影響が大きい。
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