研究課題/領域番号 |
23520045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
山本 幾生 関西大学, 文学部, 教授 (00220450)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ディルタイ / 類比 / アナロジー / 理解 / 歴史的世界 / 類型 / 解釈学 / 歴史的社会的現実 / 精神科学 / 追体験 |
研究概要 |
ディルタイの哲学はこれまで理解を方法概念とした解釈学の哲学とされてきたが、本研究は、これまで議論されることのなかった「類比」概念に注目し、ディルタイ哲学を再構築した。その主要な論点は以下の3点に纏められ、論文と著書で公表された。 1. 理解という方法概念も、帰納や演繹と異なり、個から個へ跳躍する類比によって形成される心的生の創造的な働きである。2. そして精神科学の客観性は、自然科学と異なり、類比による類似性そして類型によって保証される。3. したがって我々の歴史的世界は、歴史の進行とともに、未来への創造的跳躍を含みながら、常に類比的に形成し直されるのである。
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